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出会って1年で結婚! 9歳差の松本さんカップルがアプリ婚できた秘訣とは?

内容

こんにちは! 第8回のテーマは「アプリ婚」です。

出会いは欲しいけどマッチングアプリはハードルが高いと思っていませんか?
実は今や「4人に1人」がアプリ婚。賢く利用するのが常識の時代なんです。
 
今回ご紹介する松本健太さん(28歳・仮名)は9歳年上の美穂さん(37歳・仮名)とアプリで出会い、交際1年で結婚することに成功しています。アプリで理想の異性と出会うためのコツについて教えてもらいました。


※参考資料引用元:こども家庭庁 ウェブアンケート調査結果(速報)
https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/5a310876-d01c-4f68-befb-841026bec796/57b14349/20240906_councils_lifedesign-wg_06.pdf




アプリ登録のきっかけは友人からの勧め

──マッチングアプリを始めたきっかけは?
松本健太さん(以下、健太): 正月に実家に帰省した際、友人たちとの飲み会で「最近の恋愛はどう?」という話題になったんです。僕にはしばらく彼女がいなかったことからアプリ利用を勧められて……まずはサクッと登録してみました。

気をつけたのは、アプリによって参加者の属性が違うこと。僕の場合は、登録者が遊び目的ではなく、ある程度は結婚も視野に入れた交際を望む女性が多いアプリを選びました。


──費用はどのくらいかかりましたか?
健太:登録自体は無料なんですが、メッセージのやり取りには課金が必要です。年間1万~1万5000円くらいかかりましたね。

──アプリの利用期間はどれくらいですか?
健太:1年半ほどです。平均よりやや長いかなと思います 。



結婚相手として大切にしたのは「価値観」

──美穂さんとはどのように出会われたのですか?
健太:2023年6月にマッチングして、まずは1ヶ月ほどメッセージのやり取りをしました。惹かれた理由の一つが、美穂の方から「食事に行きませんか?」と積極的に誘ってくれたことです。7月末に新潟市内のイタリアンレストランで初めて会いました。

アプリでの出会いでは、3~4回目のデートで付き合うのが定石と言われています。美穂とは4回目のデートで私から「付き合ってほしい」と伝えました。


──美穂さんの第一印象はいかがでしたか?
健太:キレイな方だなと思いましたね。でもそれだけでなく「価値観が合う」というのも良かったです。例えば「お祝い事って派手にやらなくていいよね」などあらゆる考え方が似ていました。


──9歳の年齢差は気になりませんでしたか?
健太:正直に言うと最初は少し気にしていました……。でも、会って話すうちに問題ではないなと感じたんです。むしろ「この人を逃したら次はないだろう」という感覚の方が強くなっていきましたね。

──結婚を決めたきっかけは?
健太:2024年のはじめに私から同棲を提案したんです。そうしたら、美穂の方から「同棲ではなく結婚でいいのでは?」という返答がありました。そこから真剣に結婚を考え始めて、彼女の誕生月である7月にプロポーズをしました。


──これからお二人で叶えたい夢はありますか?
健太:近い将来に子どもを授かれたら嬉しいです。とりあえず今は穏やかな生活を送れているので、このまま幸せが続けばいいなと思っています。



アプリ婚を成功させる3つのコツ

──アプリで結婚相手を見つけたい人は大勢います。ぜひ成功させるコツを教えてください。
健太:僕が実際に体験して、大事だと思ったことは3つあります。「積極的に行動すること」「理想像にこだわりすぎないこと」「将来を見据えた視点を持つこと」です。

──健太さんは積極的に行動していたようですね。
健太:はい。マッチングアプリを利用していた1年半の期間中に「メッセージ交流50人」「実際に会ってデート10人」「交際3人」を経験しました。これはすごく多い人数だと思われるかもしれませんが、ごく平均的のようです。

ちなみにメッセージ交流したのは累計50人ですが、数ターンで自然に終了したケースも含めています。とにかく最初は「数多く」交流することで、フィーリングが合う人を探しました。


──「理想像にこだわりすぎない」とは?
健太:例えば「見た目は〇〇系の人」「趣味が完全に一致する人」など理想像にこだわりすぎると、いろいろな方と出会うチャンスが狭まってしまいます。最初から条件で人を除外せずに、いろいろな方と会って、自分の価値観を広げていく過程が大切だと思います。

ちなみに僕の場合は、結婚を視野に入れていたので、譲れない条件としては「出身も在住地も新潟県の人」と決めていました。

──「将来を見据える」とは具体的には?
健太:この人と10年後、20年後、一緒に年を取っていけるのかということです。外見の好みや趣味が合うということだけでなく、環境が変化しても向き合っていけるかどうかを考えてみると良いと思います。



コミュニケーションの過程を楽しんで

──アプリで出会うことについて引け目を感じる人もいるようです。
健太:実はアプリを使い始める前までは僕自身も抵抗感がありました。でも、意外と周りは気にしていないものですよ。僕の親や親戚からは「今どきだね」って言われましたが(笑)。

──最後に、これからアプリを使ってみようと思っている方へメッセージをお願いします。
健太:「短期間で理想の相手を見つけたい」という人にとって、アプリで出会いを探すのは意外と時間がかかると感じるかもしれません。でも、このコミュニケーションの過程を大切にできると上手くいきやすいです。ぜひ多くの方との出会いを楽しみながら、パートナーを探してみてくださいね。


※掲載画像はすべてイメージです。
 



この記事を書いたのは…

渡辺まりこ
新潟県三条市在住のライター。hitohira企画代表。経営者から、クリエイター、地域イノベーター、職人まで各界の第一線で活躍する人物へのインタビューを800件以上実施。夫は13歳年上の包丁職人。お笑いが好き。著書『インタビューの教科書』ほか2冊。
https://www.watanabemariko.com/